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【新体操】新体操WCCクルジュナポカ大会2025大会レポート②

2025 7/27
2025年7月27日

7月26日【個人総合】2日目
●島﨑もも 個人総合順位:36位 得点:99.000
《クラブ》
得点:24.650(DB7.3/DA3.0/A7.45/E6.9)
DA・DBの取りこぼしがないよう丁寧に演技することを意識して臨んだ。
冒頭のパンシェターンから良い流れに乗り、回転数も伸ばすことができた。ステップやリスクにもスピード感があり、好スタートとなったが、前転シリーズキャッチ後にスピードがやや落ちたことで、DAのカウントに甘さが出てしまった。さらに、DA背面足キャッチではクラブの回転とタイミングが合わず、足で弾いて落下。その影響で動きと音楽の一致に乱れがでてしまった。その後は冷静に立て直したものの、落下を機に守りに入り、2つのリスク加点を省いた内容となった。
曲の特徴である強さやダイナミックさを十分に表現するためには、演技中に冷静な判断を持ち、手具の流れを的確に読み取る力を、今後身につけていきたい。

《リボン》
得点:24.900(DB6.3/DA3.8/A7.6/E7.2)
最終種目となるリボンでは、表現の変化・動きの流れの美しさ・リスクカウントの正確さを重視して演技に臨んだ。一部、DAの描きに甘さが見られたものの、DBを丁寧に実施し、落下なくまとめることができた。前転では2回でキャッチする選択となり、加点は逃したが、即座に判断しラストポーズまで自然につなげた対応力は評価できる。曲調の変化にしっかりと反応し、自分の感情を演技に乗せていくことが、今後さらに芸術点を伸ばす鍵となる。
4種目を通して、対応力と体力の両面における強化の必要性を実感した。世界で戦うためには、常に高い意識を持ち、自分の持ち味を発揮できるよう、日々の練習を積み重ねていくことが重要である。

●増本菜花 個人総合順位:38位 得点:98.500
《クラブ》
得点:24.550(DB7.1/DA3.6/A7.35/E6.5)
大会2日目、会場や進行にも慣れが出てきた中で、直前の練習では身体と手具の感覚もよく、非常に良い状態で本番に臨むことができた。序盤は流れに乗り、パンシェターンからスムーズに作品に入っていったが、2本投げのDAでクラブを受けた直後に手からこぼしてしまい、1.0点の大きな減点となった。
落下の直後には、とっさの判断でジャンプ難度を1つ省略。その後は新しく取り入れたエカルテターンをしっかり決め、練習以上の成果を見せた。ただ、ミスの影響もあって本来の持ち味であるスピード感や大胆さはやや影を潜め、全体としては守りに入った演技になった印象が否めない。今回のような状況でも構成内容をやり切れる力をつけることで、今後の得点アップが期待される。

《リボン》
得点:23.000(DB5.2/DA4.0/A6.95/E6.85)
最終種目となるリボンでは、重要なポイントを事前に確認し、集中して試合に臨んだ。しかし、3つあるリスクはいずれも不完全もしくはノーカウントとなってしまい、加点を得ることができなかった。最初のリスクでは受けのあとの処理に時間がかかり、次のリスクでは軌道が乱れてリボンが身体に当たってしまい、そのまま後転に入るような動きに。3つ目のリスクも投げが短くなり、急遽後方回転でのキャッチに切り替えたが、回転の重複と見なされた可能性がある。終盤では、投げが高く上がりすぎたことで2回前転となり、演技後半にかけてもスムーズさを欠いた。
全体として、フロアの使用範囲が狭くなってしまったこと、リボンの処理に追われて音楽にうまく乗れなかったことが課題として残った。
これらの課題は練習で確認済みの対応も含まれていただけに、本番で実行できるまでに落とし込む必要性を痛感する内容となった。

個人総合1位:得点122.050 VARFOLOMEEV Darja(ドイツ)
個人総合2位:得点120.150 ONOFRIICHUK Taisiia(ウクライナ)
個人総合3位:得点120.150 SUMKIN Meital Maayan (イスラエル)

今大会では、より高い精度で4種目すべてをまとめた選手たちが上位を占めた。
ワールドカップ・ミラノ大会で金メダルを獲得したRAFFAELI Sofia(イタリア)は、クラブ種目のリスクで落下があり、惜しくもメダルを逃す結果となった。
各選手のその時点での完成度や集中力、演技に込めるエネルギーの差によって、毎大会ごとにメダリストが入れ替わる展開は非常に見応えがあり、最後の一瞬まで結果の行方が読めない面白さが、今のルールの魅力のひとつとなっている。

海外の選手たちも、投げや身体難度において多少のブレはあるものの、ミスをしたあとの立て直しが非常に素早く、手具のさばきも的確である。そのため、「ミスがミスに見えない処理」ができており、音楽とのズレやアクセントの乱れがほとんど見られない。こうした対応力や処理の洗練さは、演技全体の完成度に直結している。
また、作品を作り上げるコーチの力は絶大であるが、選手自身が作品のテーマや構成意図を深く把握した上で、各場面に合わせた質感や強弱を身体全体で表現しているのも事実である。これは単なる「振付の実行」ではなく、「構成の解釈と体現」であり、演技の芸術性を大きく引き上げている。

さらに、各大会のメダリストたちは、予選4種目・決勝4種目という長丁場を何度も戦い抜く中で、確実に力をつけている。個人総合終了後には、短時間の休憩を挟んで再びファイナリストたちが入念なアップとトレーニングを開始し、各種目の最終調整を行っている。
それは単なる「ミスの修正」ではなく、作品の完成度をさらに高めるための作業であり、より高い得点を獲得するための精緻な積み上げである。
たとえば、音楽のアクセントに合わせて手を上げる速度、身体難度中のフープの回転面の角度、難度後の振り返る方向(つなぎの連動性)、四肢の末端まで意識を通わせる動きや手具操作など、一つひとつに妥協がない。

こうした積み重ねが、演技の質と得点の差として現れており、試合を重ねるごとにその差は確実に広がっているように感じられる。
こうした技術精度や表現力へのこだわり、積み重ね、徹底と即時対応力の高さが、最終的な得点差を生んでいる。日本も一つひとつの技術を確実に仕上げ、演技全体の完成度を高めていくことが求められる。

●団体 総合順位:4位 得点:49.150
《種目:ボール(3)+フープ(2)》出場選手:鈴木歩佳、稲木李菜子、田口久乃、西本愛実、花村夏実
得点:23.850(DB 4.70/DA 7.20/A 7.10/E 5.15/P 0.3) 
これまで比較的安定し力を発揮できていた本種目ではあったが、この日は「総合2種目目を確実にまとめたい」という緊張感が選手たちから見られ、直前練習では動きの硬さや、手具が手につかない場面が何度か確認された。

本番に向けて気持ちを整え、落ち着いてフロアに立ったものの、やはり「やりきりたい」という気持ちがどこか先走り、演技に影響が出た。序盤は移動なく連係を正確にこなすなど良い入りを見せたが、中盤に入ったところで、飛距離の短くなったCCを対応して受けた直後、複数投げの処理に乱れが生じた。フープを足にしっかりかけきれないまま投げ動作に入ってしまい、想定外の方向へ手具が飛び、2手具とも落下、うち1つは場外へ出るという大きなミスとなってしまった。
同様のミスは公式練習でも発生しており、事前に対応方法を想定していたが、本番では咄嗟の判断が遅れ、その直後に実施された3つのDB(パンシェターン、交換、ドゥバンフェッテ)でタイミングが揃わず、いずれも価値を取りきることができなかった。
その後も、リスクや連係のキャッチにおいて受けの価値が抜けてしまい、全体のDスコアを思うように積み上げることができなかった。結果として、ひとつのミスが演技のリズム全体を崩し、立て直しができなかった点は大きな反省材料である。

団体総合の結果は、1位スペイン、2位ポーランド、3位イスラエルという結果となった。中でもポーランドは、安定感のある演技を毎回発揮し、今大会でも大きなミスなく総合2位に入った。一方で、その他の国々は大なり小なりのミスが見られ、今後さらに得点を伸ばしてくることが予想される。
現状、どの国のチームもミスが生じている中で、ミス後の立て直し方やリカバリーの的確さが、勝敗を左右する大きな要素となっている。日本にとっても、こうした局面で演技を崩さずにやり切る力をつけていくことは急務である。

メダルを十分に狙える位置にいたからこそ、また自信を持って臨んだ種目であっただけに、選手たちは悔しさを強く感じている。しかし、この感情を世界選手権前に経験できたことは、今後の糧となる大きな意味を持つ。すでに選手たちの眼差しは次に向けた覚悟へと変わっており、その姿勢からも今後の成長が期待できる。
そして明日は、リボン種目での種目別ファイナルが控えている。今日の経験をしっかりと受け止め、精度と迫力を兼ね備えた日本らしい演技で勝負したい。

大会報告:村田由香里

大会結果・情報はこちら

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