7月17日〜19日、ドイツラインルールでWORLD UNIVERSITY GAMESが開催された。16日には競技に先立って総合開会式が行われ、学生のオリンピックと称される試合が開幕した。新体操は日本からは個人 喜田未来乃(日本女子体育大学/エンジェルRGカガワ日中)、鶴田芽生(国士舘大学/Nagoya Aoi)、団体(日本女子体育大学)が出場した。
7月17日 【個人総合】1日目
●喜田未来乃 2種目合計12位
ボール C6.800 DA3.700 A7.700 E7.450 合計 25.650
現地に入ってからのコンディションや練習も良い状態で初日を迎えた。Bグループの競技開始は午後の良い時間帯でもあり、落ち着いて試合を迎えることができた。
新ルールに合わせたプログラムでは、日本を意識した「陰陽師」の曲を使用し、特徴と個性を重視した内容を表現に乗せ、技術と芸術で見せ場を作る構成になっている。全体的には音楽を良く表現し、身体難度も大きさを出した実施ができた。Rの基準を回避した部分もあったが、1種目目としては良い出来であった。直前の練習では、エネルギーも十分であったが、本番はやや守りに入った部分もあり、今後の課題となった。
フープ DB7.700 DA3.200 A7.600 E7.300 合計25.800
2種目のフープは最初のパンシェバランスからクリアに決まり、良いスタートであったが、パンシェターンで身体の準備が整わず、回転ができなかった。DBの得点としては大きな割合を占めていることから、大きな痛手となった。その後の演技には大きな影響を感じさせず、表現豊かに演じることができた。序盤で狂いが生じたときに後半にマイナスな影響が出ることが多かったが、今回はミスに繋げることなく最後まで大きさを意識した演技を実施することができたことは収穫であった。
●鶴田芽生 2種目合計7位
フープ DB7.300 DA3.700 A7.550 E7.550 合計26.100
演技全体を通じ、スピードとエネルギーがあふれる演技を展開できた。R、DAではやや危ない場面もあったが、良く手具を見て反応し、ミスに繋げることなく最後まで演じ切った。エネルギーも出ており、非常にクリアな良い演技であった。手具操作でもたつく場面もあったが、落ち着いて対処できており、スコアに大きな影響はなかったと思われる。鶴田選手の持ち味である躍動感が溢れ、会場からも大きな拍手と声援が飛ぶ演技であった。
ボール DB7.400 DA3.80 A7.650 E7.600 合計26.400
ボールはスタートからエネルギーに満ちた力強さと表現が見られた。中盤のRの投げで基準の実施を回避した部分はあったが、よく手具を見て冷静に判断できる実施力が今回は際立っていた。2回目のダンスステップからはダイナミック変化も明確に見え、課題である芸術的表現の向上も手応えのある演技であった。全体を通じ、DAの実施がクリアであったことが大きな収穫であった。スコアも伸び、7位に入ったことから、種目別決勝に進むことが決まった。今後に向けての大きな収穫となったとともに、自信に繋げていってほしい。
【団体総合】1日目
リボン(5) 3位 DB4.00 DA 3.300 A6.350 E5.400 合計19.050
出場選手:二木乃愛、東愛梨、中村林伽、村国野乃花、熊坂華
アジアシニア選手権出場の経験を生かし、ノーミスの演技を目指したが、複数のミスが出て思うようにスコアを伸ばすことが出来なかった。今回は連係で多くのミスや実施できない内容が出てしまったため、DAのスコアが極端に低くなったことと、実施の面で強化してきたことが出し切れなかったことが悔やまれる。演技構成のコンセプトがあったても、実施でやり切ることが出来なければ評価には繋がらず、結果としては合計のスコアを伸ばすことはできない。最小限のミスに抑えることのできる実施力をつけることが今回も課題として残った。2日目は気持ちを切り替え、今まで積み重ねてきたことを出し切る演技をチーム一丸となって挑戦したい。
今回はWCミラノ大会と重なる日程であったが、今大会に懸ける選手たちの意気込みも十分感じることのできる意義ある試合であると感じた。同じ競技会場施設で、多くの種目が同時に行われ、世界から集まる若きアスリートたちとの交流や、他の競技の応援や観戦という機会にも恵まれ、大変貴重な機会であると感じる。新体操の世界で結果を出すことはもちろん重要なことであるが、スポーツを通じ、アスリートとして、人として、お互いに切磋琢磨し成長していくことの素晴らしさを実感できるユニバシティーゲームズを心に刻むことができた一瞬であった。
明日は競技2日目。個人競技、団体競技ともに総合順位が決まる。
選手一丸となって最高のパフォーマンスを目指したい。
報告者:橋爪みすず





